2016年1月23日 東京大会
1月23日、日曜日。
数々のクラッシック演奏会が行われて来たことで知られる昭和女子大学人見記念講堂が、「ミュージカルのど自慢」東京大会の会場です。
天気予報では雪が懸念されていたように、当日朝の冷え込みは厳しいものがあったが、全24組の出場者による様々なパフォーマンスで、会場内は暑いくらいの熱気に満ちあふれた大会となりました。

ゲスト講評者は、「(クラッシックの演奏会のコーラスのバイトで)歌いに来てって言われて、よくここ(人見記念講堂)、来てたのよ」と学生時代を懐かしんでいた森公美子さん。
おなじみ山口Billy琇也さんと、大会主催である映画演劇文化協会、運営協力の東宝からの代表、合計4名による審議となりました。

出場者本人の希望でDAM第一興商、JOY SOUNDの2社からご提供いただいたカラオケ音源、あるいは、ピアニストによる生伴奏、のいずれかを選択し、10代3組、20代12組、30代4組、40代5組という3世代(註:グループの世代は代表者の年齢でカウント)24組が出場しましたが、4会場中最多の応募数があっただけあり東京大会も、前週の大阪に続き実力者ぞろいの大激戦が、開会前から容易に想像出来る状況でした。
恒例の、Billyさんによる全体発声は、森さんの呼びかけで客席全体が立ち上がり、会場全員でウォームアップ、です。

大ヒットが記憶に新しいディズニー映画「アナと雪の女王」から♪レット・イット・ゴー~ありのままで~を、20代女性がさわやかに歌って、歌唱披露と講評がスタートしました。
2番手は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」より♪星よ。40代男性の渋い美声が響き渡ります。
次も男性の朗々とした歌声ですが、声楽を専攻中の大学生による「ジキル&ハイド」の♪時が来た。
続いては、10代女性が、こちらも「レ・ミゼラブル」より♪オン・マイ・オウンを熱唱しました。
5番目に登場したのは、シアタークリエで上演されたミュージカル「GOLD〜カミーユとロダン」より♪GOLD。10代の女子大生でした。
そして、「レ・ミゼラブル」からの3曲目、♪夢やぶれて。なんと、30代男性による歌唱だったのですが、しっとり聞き応えのある内容でした。
20代女性が「エリザベート」♪私だけに、を高らかなソプラノで歌い上げた後は、30代男性による「ミス・サイゴン」の♪ブイ・ドイ、20代女性のディズニー映画「ムーラン」♪リクレクションと、舞台ファン、映画ファンには耳馴染みの名曲が続きます。
10番目は、女性4人組が「RENT」の♪シーズンズ・オブ・ラブを美しいコーラスで披露。
そして11番目に登場したのが、舞台を中心に活躍されている40代の男性の役者さんです。曲は、「レ・ミゼラブル」から♪ワン・デイ・モア。全役を一人で演じて歌うという作品愛にあふれたパフォーマンスに、拍手が鳴り止みませんでした。
前半のラストも男性、30代でした。ミュージカル「Love Never Die」から♪Till I Hear You Sing(英語歌詞)を、素晴らしい美声で歌い上げてくれました。

休憩をはさんで、後半戦突入。
20代〜40代までの女性11名で構成されたグループによる、「天使にラブ・ソングを~シスター・アクトより~」からの楽曲からスタートです。森公美子さん主演のこのミュージカルは本年5~6月に帝国劇場で再演されますが、作中でも華やかに盛り上がる♪天国へ行かせて、を、女性たちが自前のシスター衣裳と、製作発表映像を見たり初演時に本番に通い詰めて再現したという振付で披露し、これには講評の森さんも拍手喝采でした。
14番目は、ミュージカルを勉強中の20代男性が、甘い歌声で「モーツァルト」♪僕こそミュージックを聴かせます。
続く15番目も、ウイーンミュージカル「エリザベート」。20代男性が、♪最後のダンスを独特の雰囲気で魅せました。
16番目は、10代女性とは思えないしっかりとした歌声で、ミュージカル「レディ・ベス」♪秘めた想い、が続きます。
次の17番目は、大ヒット映画のキャラクターに扮した20代男女4名による混成チームが、「エリザベート」♪闇が広がる、を、映画の世界とクロスさせて表現しました。
18番目は、男性による「ミス・サイゴン」♪命をあげよう。19番目は、20代女性の「レ・ミゼラブル」♪夢やぶれて、20番目も「レ・ミゼラブル」♪オン・マイ・オウンを30代女性、と、シェーンベルグ作曲の歌の熱唱が続きます。
次は、ディズニー映画「リトル・マーメイド」から♪哀れな人々。森さんが吹替えを担当したこの難曲を、20代女性が芝居要素たっぷりに披露しました。
22番目は、「レ・ミゼラブル」♪星よを、20代男性が歌い上げます。
「エリザベート」♪愛と死の輪舞、は、40代女性が凛々しく披露。
そしてラスト、24番目に、20代女性が溌剌とした歌声でディズニー映画「アナと雪の女王」♪生まれてはじめて、を聴かせました。

ここで終わり、と思いきや、NHK大河ドラマ「真田丸」収録中の俳優:藤本隆宏さんが、「25番、藤本隆宏です」とサプライズでスペシャル登場し、客席が「きゃーっ!」と歓声にわきます。
「レ・ミゼラブル」をとても愛して下さっている藤本さん、なんと、ジャン・バルジャンのナンバー♪独白を大熱唱して下さいました。ご本人は非常に緊張した、とおっしゃっていましたが、その魂のこもった演技は、衣裳も装置も照明もない素舞台でありながら本番さながらの大迫力、大熱演だったのでした。

そして、ゲスト:森公美子さんの登場です。主演舞台「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」から♪シスター・アクトを、情感たっぷりにしっとりと歌い上げ、客席には、ほーっと、声ともため息ともつかぬ音があふれました。

森さんの歌の後は、山口Billyさんが登場して10分ほどのトーク。
そして大混戦の審査結果が発表されます。
参加24組から本来5組を選出するはずでしたが、あまりの僅差に、審議は紛糾し、結局、当初5組の予定を1大会での上限マックスの6組、コールするという事態になったのです。

激戦を勝ち抜いたファイナリストは、
♪GOLDを歌った中村実奈都さん、♪Till I Hear You Singの山崎一郎さん、♪僕こそミュージックの若松渓太さん、♪最後のダンスのGOH IRIS WATANABEさん、♪オン・マイ・オウンの吉田真理さん、♪生まれてはじめての柳田るきさん、
以上6名の皆さんとなりました。

その後、東京からは、追加決定システムで、♪秘めた想いの田中真由さん、♪哀れな人々の木村英里さん、の2名がファイナリストに加わっています。

そして、ファイナリスト、という形ではないのですが、♪天国へ行かせてを披露した雪華Cheese! with sistersの皆さんが、グランドファイナル当日、帝劇本番出演中のキャストたちが加わってのパフォーマンスに参加してくれることになりました。
どうぞお楽しみに!



東京大会参加者のみなさん。
写真左端が森公美子さん、右端が山口Billy琇也さん。
最前列、Billyさん左から右へ、Goh Iris Watanabeさん、吉田真理さん、
中村実奈都さん、若松渓太さん、山崎一郎さん、柳田るきさん。
中村さん・若松さんの間が木村英里さん。柳田さんの一人おいた右斜め後方が田中真由さん。


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