2016年1月17日 大阪大会
1月17日、日曜日。
大阪でミュージカル上演といえば、ここ、梅田芸術劇場メインホールで開催された「ミュージカルのど自慢」大阪大会。

おなじみ山口Billy琇也さんに加え、歌手として活躍後、昨今はミュージカル女優としても幅広い作品に出演している知念里奈さんをゲスト講評者に迎えました。
大阪大会でも、スタートは、Billyさんによる客席参加OKの全体発声(単なる発声練習、というだけでなく、どういう点を気をつけながら日々の訓練をすると豊かな声を出せるようになるか、という観点からの指導もあり)です。
その後、DAM第一興商、JOY SOUNDの2社からご提供いただいたカラオケ音源を使用、あるいは、ピアニストによる生伴奏、のいずれかで(出場者本人の希望による)、10代3名、20代15名、30代4名、40代2名、50代1名、60代1名の合計23組26名の出場者が一組ずつ舞台中央に進み出て歌を披露しました。
講評は山口Billyさん、知念さんと、大会主催である映画演劇文化協会、運営協力の東宝、会場となった梅田芸術劇場、協力の関西テレビの各代表、以上合計6名が担当。各自の持ち点5点満点方式の採点で審議を行っていきました。
実にバラエティに飛んだ実力派ぞろいで、白熱した戦いとなった大阪大会。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の名曲♪エーデルワイスを選曲した、今大会最高齢の参加者、60代男性による端正な歌唱からスタートしました。
2曲目は、ミュージカル「ミス・サイゴン」より♪命をあげよう。10代女性が幅広い地声が必要な難曲を見事に歌い上げました。
続いては、♪なぜ愛せないの。ミュージカル「モーツァルト!」からのこの曲を歌ったのは、30代男性でした。
4曲目は、ディズニー映画「リトル・マーメイド」より♪パート・オブ・ユア・ワールド。10代の少女らしい愛らしさでの表現でした。
5曲目は、映画「Funny Girl」から♪Don’t Rain On My Parade。日本でも「ファニーガール」のタイトルでミュージカル版が翻訳上演されていますが、20代女性がチョイスしたのは、映画で使用された英語版。難解なリズムを力強く巧みに歌い切りました。
6曲目、20代女性の歌う♪プリュメ街。美しいソプラノで「レ・ミゼラブル」のナンバーが披露されました。
7曲目は20代男性による「モーツァルト!」♪僕こそミュージック、8曲目は50代男性によるミュージカル「ジキル&ハイド」♪時が来た、と、名作の名曲が続きます。
9組目は、ディズニー映画「ポカホンタス」から♪カラー・オブ・ザ・ウインド。細かな音程が難しい曲を、20代女性が情緒豊かに披露しました。
そして10曲目は、20代男性による「モーツァルト!」の♪僕こそミュージック。続いて20代女性が「レ・ミゼラブル」より♪夢やぶれて。いずれも高評価の歌唱でした。
前半最後は、40代女性。「エリザベート」から、宝塚歌劇団の男役を彷彿とさせる♪愛と死の輪舞を歌ってくれました。

休憩を挟んで、後半戦。
最初に登場したのは、大学で声楽を専攻していたという20代の男女。ミュージカル「The Phantom of the Opera」から♪The Phantom of the Operaを、英語歌詞で朗々とした歌声でデュエットしました。
英語歌唱が続きます。14曲目は、ミュージカル「Araddin」から♪Proud Of Your Boy。30代女性が、誠実さあふれる丁寧な歌を聴かせてくれます。
15曲目、「レ・ミゼラブル」から、30代女性による、せつなさ溢れる名曲♪夢やぶれて。
16曲目は、アメリカのTVドラマ「SMASH」から♪Let Me Be Your Star。知念さんも大ファンというこの作品は、ミュージカル主演を目指す女優二人と彼女らを取り巻く人間模様を描き大ヒットしましたが、20代の女性2人組の歌声は、とてもさわやかに耳に残りました。
17曲目、18曲目は共に20代の女性で、情感たっぷりに「モーツァルト!」♪ダンスはやめられない、「エリザベート」♪私だけに、を歌い上げて行きます。
20代男性が登場した19曲目は、会場の梅田芸術劇場メインホールで数日前まで上演されていた「ダンス オブ ヴァンパイア」の甘い恋の歌♪サラへ。
20曲目は、今度は切なさいっぱいの恋を歌う「レ・ミゼラブル」♪オン・マイ・オウンを40代女性が披露。
21曲目は珍しい男性ペアによる「モーツァルト!」♪僕こそミュージック。仲の良い友達同士ならではの軽快な歌が、印象的でした。
22曲目は、瑞々しい感性で「ジキル&ハイド」の♪あんな人がを歌い上げた10代女性の声量に圧倒されました。
そして23曲目。参加者の最後を飾ったのは、30代男性による「レ・ミゼラブル」の名曲♪星よ。会場中に素晴らしいバリトンが響き渡りました。

参加者の後は、講評を担当してくれたゲスト:知念里奈さんの歌唱披露。
「レ・ミゼラブル」♪夢やぶれては、この日も2名の参加者が歌いましたが、やはり現役ファンテーヌの歌声は、心に沁み入るものがあり、ミュージカルを目指す皆さんにも、歌の技術・表現など、大いに参考になったことと思います。

知念さんの歌の後は、山口Billyさんが登場して10分ほどのトーク。
そしてお待ちかねの、結果発表、と進みます。

23組の中から僅差で、♪夢やぶれての田島奈美さん、♪The Phantom of the Operaの松原凜子さん・杉浦奎介さん、♪あんな人がの中上綾女さん、♪星よの岡新悟さん、以上4名が、ファイナリストに決定しました。 (実際は5組選出されましたが、その後、お一人が都合によりグランドファイナル出場を辞退しておられます)

その後の追加決定システムで、大阪からは、♪夢やぶれてのみしまりよさん、♪ダンスはやめられないの福田有理子さん、♪僕こそミュージックを男性ペアで歌った黒川一斗さん・矢野渡来偉さん、の3組がファイナリストとなったことからも、大阪大会が実にハイレベルの激戦であったかを物語っているかと思います。



大阪大会参加者のみなさん。
最前列左から知念里奈さん、岡新悟さん、中上綾女さん、田島奈美さん、
松原凜子さん・杉浦奎介さんペア、山口Billyさん。
知念さん後ろに、黒川一斗さん・矢野渡来偉さんペア、
2列目の左から5人目が福田有里子さん、杉浦さんとBillyさんの間にみしまりよさん。


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